JASTRO2025で “医学物理士が必ず見るべきセッション ベスト5”

― 高精度治療・固定具・QA改善に関わる人ほど価値がある ―
放射線治療の現場はここ数年で急速に変化しています。
リニアックの高性能化、IMRT/VMAT の普及、CBCT の高画質化、そして適応放射線治療(ART)や小線源治療の再注目など、
“患者位置と固定の正確性” が以前よりさらに重要になってきました。
そんな中で迎える JASTRO2025(11/27〜)。
医学物理士や放射線治療技師が「ここだけは押さえておきたい」セッションを、5つの厳選リストとしてまとめました。
「固定具をもっと良くしたい」
「治療精度を上げたい」
「自施設の実力値を客観的に知りたい」
そんな人に役立つ内容です。
✅ 1. 医学物理士の就労状況・役割の実態調査
(RQ9-4)
なぜ技師に役立つ?
物理士不足・技師不足の中で、自施設の QA/QC をどこまで強化できるのか、
“全国の標準値” が分かります。
- 物理士がどれだけ QA/QC に時間を割いているか
- IMRT/VMAT の QA は誰が担当しているか
- QA頻度はどうなっているか
- 兼務の割合
- スタッフ数と機器台数のバランス
これは固定具や照合の精度にも直結します。
例えば
「全国の標準は毎日レーザー+出力+治療室点検をしているのに、自分の施設は…?」
と気づける。
自分の施設を客観視できるセッションです。
✅ 2. 既存リニアックでIMRT導入した施設の“リアルな課題”
(RQ9-3)
なぜ技師に役立つ?
最新型リニアックがなくても IMRT・VMAT を運用する方法が学べます。
- 固定具の見直し
- セットアップとIGRTの精度
- MLC キャリブレーション
- 治療計画装置と QA 工数
- 治療時間とスループットの調整
特に地方病院・中規模病院では
「現実的な高精度運用」が最大のテーマ。
これは“失敗しないIMRT導入”のヒントが詰まったセッションです。
✅ 3. 適応放射線治療(ART)の実践と課題
(シンポジウム枠 SY2)
なぜ技師に役立つ?
ART は “セットアップのズレが治療計画そのものを変える” 時代の治療法。
つまり
固定の質=治療の質
と言い換えてもいいほど。
- デイリーセットアップのズレの見え方
- 呼吸性変動への対応
- 胃腸ガス、嚥下、体型変化への適応
- 当日再計算でどこまで治療が変わるか
固定具の選択やポジショニングを見直すうえで、非常に重要な情報源になります。
✅ 4. 新技術ハンズオン:Dynamic SwingArc® × 陽子線治療
(HS1-1)
なぜ技師に役立つ?
“実際に触れる”“実際に動かす”ことで、
高精度治療の QA がどのように設計されているか理解しやすいセッション。
- 角度依存性
- 回転照射時のポジション再現性
- アーム動作による体位ズレ
- プラン最適化と固定具の相性
こうした問題は、座学だけでは理解しにくい部分。
ハンズオンで体験することで、
自施設に戻って即改善できるヒントが得られます。
✅ 5. 大会長講演・理事長講演(学会の方向性を示す“全体地図”)
なぜ技師に役立つ?
物理士や技師から見ると「もっと現場寄りが知りたい」と思いがちですが、
学会長・理事長講演は “方向性そのもの” を知る機会。
これを見ることで:
- どこに予算がつきやすくなるのか
- 学会がどの診療分野を重視するのか
- 今後求められる技術者像とは
- どんな臨床研究が伸びるのか
つまり
「技師として何を伸ばすべきか」が明確になる
ということ。
📌 まとめ:固定具・セットアップ精度に関わる技師ほど得るものが大きい
今回紹介した5つのセッションは、
- QA/QC
- セットアップ精度
- IGRT効率
- 治療計画精度
- 高精度治療の現実的な導入
- 体制整備
これらを総合的に改善したい技師さんに最も価値があります。
そして何より、このセッション群の共通テーマは
“固定・位置精度が治療精度を規定する時代になった”
ということ。
高精度化すればするほど、
固定具やポジショニングの質が治療全体のボトルネックになる
というのは全国の技師が共通して抱える悩みです。
だからこそ学会で得た知識を、来年の臨床改善に役立ててもらえるはずです。
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